2011年09月25日

Sony PS vita(ソニー ヴィータ)の特徴/仕様まとめ Vitaの全貌をまとめてみた(インタビュー記事を紐解く)

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ソニー vita(ヴィータ)

『 Sony vita(ヴィータ)の全貌を解き明かす 』

AVWatchさんの記事でvita(ヴィータ)に関するインタビュー記事が掲載されていました。ソニーから発売される新型PSP、vita(ヴィータ)は背面タッチパネル、PS3との連携、PlayStation Suite、AR機能などなど非常にハイスペックで最新技術をいろいろ盛り込んだ最新のポータブルゲーム機ですが、SCEがこのvita(ヴィータ)に対してどう考え、どう展開しようとしているのか、そしてなぜそういう仕様にしたのかなどなど、すごく読み応えのある深い記事だったので、これを簡潔にまとめてみました。というわけで続きをどうぞ。

[SCE SVP 兼 第2事業部長の松本吉生氏へのインタビュー]


ソニー vita(ヴィータ)

■Sony vita(ヴィータ)はマルチタスクが基本だがゲームへの影響は無し

PS vita(ヴィータ)は高性能で据え置き型に近いほどの性能を持ったゲーム機であることが前提であるが、さらにはゲームと同時にバックグラウンドでいろいろな通信サービスを動作させるマルチタスク動作をすることが前提に開発されています。これは、ゲーム動作の領域と一般アプリケーション(ブラウザやTwitterなど)とで動作領域を分けて動かせる仕組みを前提としている、という意味になります。

そして、一般ユーザーが気にすることは、このマルチタスクの動作において、ゲームに影響を与えないか?という点。しかし松本氏は「大丈夫」と断言。PS vita(ヴィータ)は512MBのメインメモリを搭載しており、モバイル機としては多い量ではないが、ゲーム機としてはかなり多いのも事実。また、ゲームの動作に関して優先度を高く設定しているため、ゲームに影響を与えない、という根拠につながっているようですね。

さらには、PS vita(ヴィータ)はゲーム機である前提の下、それだけのテストを行っており、PS vita(ヴィータ)に搭載されている各センサーも一般的なスマートフォンとは異なり、ゲーム専用のセンサーを選択しているそうです。そしてVitaを動作させる基盤となるOSもゲーム専用である、という点で、PS vita(ヴィータ)は十分なチューニングが施されており、コンテンツの反応のよさにつながっている、マルチタスクにおいても悪影響はしない、という自身につながっているようですね。

■PS vita(ヴィータ)のブラウザはWEBKITベース、Flash対応はノーコメント

PS vita(ヴィータ)の動作が滑らかなのか?という点は、だれもが気にする部分だと思います。松本氏としても現PSPのままでは厳しいという認識を感じているようで、今回のvita(ヴィータ)ではWEBKITを採用し、開発を進めているようですね。

そしてFlashへの対応としては、現時点ではノーコメントと松本氏。現時点では主流のWebkitを採用し、ブラウザの動作にはかなり意識をしている様子なので、今後に期待したいですね。

PS vita(ヴィータ)


■3G回線とGPSによる即時性

ソニーPS vita(ヴィータ)の特徴のひとつでもある「Near」。これは、vita(ヴィータ)のプレイ情報が位置情報・時間情報とともにネット上に記録されている仕組みで、自分の周囲でどのようなゲームがヒットしているのか、プレイされているのかを把握できる新たな試み。松本氏はこのNearを使って、「ゲームそのものだけではなく、ゲームから発展するものの楽しみ方の広がりを狙う」という展開を考えているようです。

また、「Near」では位置情報が絡むため、プライバシーの配慮(機能のON/OFF)へも意識されており、情報の公開範囲の設定(友達までetc)なども可能となっています。

ここで注意が必要なのは、位置情報の特定にはGPS機能が必要になるということ。これはWi-Fi版には実装されておらず、3Gモデルのみ利用できる機能、ということになります。但し、Wi-Fi版でもWiFiアクセスポイントの位置を元に場所を測定する、という機能はあるそうです。

なぜ、3G版にのみGPSを実装したのか?これは「パーツの事情」という表現をされていましたが、仕入れ、原価などによるものだと思われます(たぶん)。但し、3GとGPSは即時性という点で親和性が高いという考えがあり、3G版にはGPSを実装した、というコメントもありました。

■3G版通信速度は128Kbps、高速通信はブラウジング用

PS vita(ヴィータ)では基本的に128Kbpsの速度で利用されることになりますが、なぜこの速度を選んだのか?

SCE松本氏のコメントによると、「通信が高速だと価格が高くなる」という背景があり、テストを重ねた結果128Kbpsが落としどころであったそうだ。また、100時間プランを選択した場合、下り最大14Mbps/上り最大5.7Mbpsの高速通信を3時間だけ利用できる仕組みになっていますが、これの用途としては、ブラウジングを中心に利用してもらうためのもの、という考えらしいです。そして、この速度の切り替えはユーザー自身で設定可能で、「今だけ早く使いたい」というタイミングで選択できるようになっている為、そのような使い方ができるようですが、プリペイド式の契約においては、契約期間が失効した場合は、再度事務手数料が発生するなどの課題や改善の余地があることは認識されているようで、わたしたちユーザーとしても、SCEとNTTドコモ間にてしっかりと改善する取り組みを進めてもらいたいと願うばかりですね。これについては。

PS vita(ヴィータ)

■UMDメディア廃止の理由、それはセキュリティ

現行のPSPではUMDを採用しているわけですが、PS vita(ヴィータ)ではまったく異なる専用のメモリーカードを使う、というのがユーザーとしても悩ましい仕様だったりします。また、PS vita(ヴィータ)には汎用のストレージが内臓されていないため、ゲームをダウンロードする際などは、このメモリカードが必須となるわけですね。但し、ゲーム自体に保存領域が用意されているタイトルもあるため、絶対にメモリーカードが必須になるというわけではありませんよ。

なぜUMDをvita(ヴィータ)で採用しなかったのか、、という問いに対してSCEの広報は「一番最適なものを考えると、セキュリティ面も含め、独自のものを作ったほうがよい、という結論に至った」との回答だったようです。

ソニー vita(ヴィータ)

ここではどのようなセキュリティ対策を施しているのか?などの具体的な内容には触れられていませんでしたが、ゲームがコピーされ、ネットで落とせる時代ですから、これは致し方ない事情なのかもしれませんね。

■あらゆるプラットフォームに展開するPlayStation Suite

「PlayStation Suite」(PSS)とは、Androidプラットフォームに対する対応策のひとつである、ということみたいですね。Android端末やvita(ヴィータ)内に仮想プラットフォームを作り、それぞれの環境・端末で同じソフト/ゲームを動作させることができます。現在作用されている端末はXperia Play(エクスペリアプレイ)とSony Tabletになりますね。さらには、「PlayStation Suite」(PSS)のSDKも公開され、順調に進んでいるようにも見えますが、現時点ではSDKの配布は一部のデベロッパーに限られていたり、PlayStation Storeのオープンも来週の予定であることもあり、まだまだ体制が整ったとはいえない状況でもあるようですね。

ソニー vita(ヴィータ)

「PlayStation Suite」(PSS)の狙いはPlayStationをベースにしたオープンな環境を提供すること。そして、松本氏の考えるPSSの利点とは、、

PSSの利点とは、我々の「PlayStation」というマシンを使っていただける、ということだと思います。いままでPlayStationのコンテンツを作っていただいたデベロッパーさんだけでなく、「ゲーム機は難しい」と考えていたデベロッパーさんにも参加していただけるのです。

 そうすると……、例えばこれは将来の話ですけれど、同じものがPlayStation 3でも、PlayStation Vitaでも動くことになります。そしてもちろん、Androidでも。

 PSSを使ってAndroid用のコンテンツを作っていただくことで、それがPS3やVitaでも連携させることができるようになります。今は、AndroidのコンテンツをPlayStationと連携することは許していませんので。だから、新しいデベロッパーの方がPlayStationに参入できて、しかもAndroidと連携させることができる、ということが、利点になるのです。

なるほど。まさにPlayStationのプラットフォームが出来上がるわけですね。さらにはゲームだけではない一般的なアプリも対象になるわけですから、日常生活やビジネスなどにおいても利用できる新たなマーケットが誕生する、ということにもなるわけですね。

ソニー vita(ヴィータ)

ただ、まだまだこのPS Storeのスタートに向けては議論を重ねていき、デベロッパーからのフィードバックも受けて展開を考えていくスタンスでもあるようなので、SCEとしてもまだまだ慎重な進めていくのだと感じられました。


松本氏:
春のPSS向けPS Storeスタートに向け、議論をすすめていきたいと考えています。まず、限定したデベロッパーの方にだけSDKを供給するのも、そういった方々からのフィードバックを受け、来春に正式ローンチする時に、どれだけのデベロッパーの方々に広げるのか、どんなコンテンツを中心とするかを決めたいからです。フィードバックからいろんなものが生まれてくると思います。


Sony PS vita(ヴィータ)は単なるゲーム機ではなく、新たなマーケットも作り出してしまう端末でもあるわけですね。いや〜、このインタビューは非常に深い内容でしたし、SCE側の考えなども知っていくと、さらに動向が気になっていきますね。

参考:
http://av.watch.impress.co.jp/docs/series/rt/20110916_477763.html






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